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2005年2月28日

おフランスの凧

嫁さんに内緒でおフランスの凧を買った。いくらしたかはとても言えない金額で。
カイトっつーのはどういうわけか、色合いがいかにもカイトカイトしていてよろしくない。なんて言うか、コールマンとかLOGOSのテントを見ているようである。
やはりテントといえば、ノースフェイスだのマウンテンハードウェアだのMOSSだので攻めたい。

僕はこれまではTrixってカイトを使っていたのだけど、どうしても名門メーカーのカイトを(Trixを作っているスペクトラスポーツも名門なのだけど)使ってみたくなった。
まだそんなにカイトには詳しくないのだけど、はげ内の3大カイトメーカーといえば
1:L'Atelier(仏)
2:R-Sky(仏)
3:Carl Robertshaw Kite Studio(英)
である。
(スポーツカイトの本場はヨーロッパだと思ってるから。)

あくまで主観なので、異論反論オブジェクションはいりません。
WEBサイトの出来はアトリエが一番で、カールロバートショウがついでカコイイ。
デザインというかコンテンツの多さではアトリエがダントツ。

ことばの壁があるのでどうしても文章をじっくり読む気にはならない。
そこでビジュアル面が非常に大きな意味を持ってくるわけだ。
アトリエはビデオコンテンツが充実。有無を言わせず「このカイトはすごいんだぜ」と言うのがわかる。
他にもエスクさんのサイトに行けば、中野さんというこれまたカイトのスペシャリストが実際に飛ばしたインプレッションを読むことができる。
これらを総合して、あとは「見た目で決める」。ええ。ミーハーですから。

どうせ初心者だからカイトの細かい性格を見抜くことはできない。だから欲しいカイトを買えばいいだけの話である。こだわりがないから好きなものを買うというこだわりをもてる。これぞ初心者の醍醐味である。

そこで僕はカイト探しをはじめた。
一度でいいから名門のカイトを飛ばしてみたい。

少しして世界チャンピオンを生み出したR-SkyのOpiumってカイトを知った。タマネギみたいな、女性器みたいなえろい柄が特徴なカイトなのだけど、先進気鋭のカイトで国内競技会でもチョコチョコ顔を出しているらしい。
「これかな。31000円もするけど。」と思っていたところ、偶然僕がカイトをやっているフィールドでOpiumを飛ばしている人がいた。

ミーハーたるもの、他人と同じものは所有してはいけない(ミーハー新法 第23条 3項のロ)

実は僕が飛ばしているフィールドは、午後に行くと世界戦出場してしまうような強者が集まる。
僕は午前はカイトで午後からは用事を済ませるため、ちょうど入れ替わりのような感じになる。偶然時間が重なることがあるけど、そういうときは僕はすでに撤収済みだったりする。
そういう人が使うぐらいだからOpiumはやはりすごいカイトなんだと思う。

とりあえず、ミーハー新法に違反するけどOpiumを調べてみた。
エスクオリジナルカラーがあるらしい…ってことは別のショップオリジナルカラーも存在するってことか?

早速僕はネット経由でフランスに飛んだ。

フランス人は「フランス語が世界共通語」だと思っているらしいが、だいたいのWEBサイトは仏英の言語が用意されてある。なので、英語ベースで攻める。
すると、Opiumのフルカラーラインナップを見つけた。日本にあるのと少し色合いが違うようだ。
Google検索でOpiumのページに直接飛んでいたので、僕はそのサイトのトップページに移動した。
そこで見てはいけないものを見てしまった…

そのショップオリジナルカラーなのだろうか、NO COLORシリーズというのが売られていた。
呼んで字のごとく、1色だけ(しかも白とか黒とか)しか使われず、カイトカイトした色遣いでない。そのくせ圧倒的な存在感。

ミーハーたるもの、人と違うものを所有することに努力を惜しんではいけない(ミーハー新法 第5条)

僕の中でスイッチが入った。カチン。
NO COLORが提供されているのはアトリエのMasque、Transfer XT-R、Lynx、Double ZEROの4機種。
Masqueはどうも縫い目が気に入らない。江戸時代のふすまのようである。Lynxは安いけどサイズが小さすぎる。Double ZEROは室内用。
縫い目のパターンもかっこいいTransfer XT-Rにしよう。うん。これだね。

早速エスクさんでリサーチ
Masqueはチーム機として有名なんだそうだ。それよりもクイックなX-Masqueはトリック系の2強なんだそうだ。Transfer XT-RはR-Skyに世界チャンピオンをとられちゃったアトリエが、持っている技術を総結集して送り出した全く新しいカイトなんだそうだ。まさにOpiumの対極。

作りもかなり良さそうで、僕の大好きなダークグレーカラーであったこともあり、サクサクと注文完了。(エスクさんすいません。)

フランス語が理解できるようになったのは、この荷物を必死でトラッキングしようとしていたからである。
結局日本にはいるまではトラッキングできなかった。

10日ほどで届いた。販売店に「いつくるの?」ってきいたら「日本からはトラッキングできないよ。よくわからんけど3月上旬には手元にあるだろうよ(フランス語混じりの英文)」などと言われて不安だったけど、月末には間に合った。

嫁さんにもことの顛末を打ち明け、早速飛ばしに行った。Trixは必然的に嫁さんの練習機になった。

_DSC1904.jpg

飛ばしてびっくらこいた。
もちろんスキルの問題もあるのだけど、Trixではふらつきがちだったストレートやターンといったものがこれまで以上に思い通りのラインを描ける。
操作に対する許容度が広い感じである。
また、着地がすごいやりやすい。サクサク着地できる。
「細かい性格なんてわからん」といいつつも、ここまで豹変されるとわからない方がおかしい。

エスクさんが「トリックがうまくなりたければ、トリックしやすいカイトを選べばいい」と言っていたけど、まさにその通り。
ということで、しばらくはこのカイトで行くよ。

_DSC1921.jpg

「フランスの凧は、飛び方が優雅よね」と言われる。
僕自身の飛ばし方が優雅なのか、カイトが勝手に優雅に飛んでいるのかは、カイトに聞いてみないとわからない。

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