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2005年5月16日

家と金

嫁さんの持ち家欲が日ごとに高まっているのだけども。
そもそも家を持つことは一般ピーポーにとってメリットなのだろうかと。

昨日もらったチラシには(なかなかいい物件があったので散歩がてら見てきた)こんな文句が踊ってる。
持ち家と賃貸の比較と題して

1:持ち家は将来の自分のための資産形成であり、賃貸は他人のための資産形成です。
お。資産形成と来たか。
ローン組んで抵当をとられてるのに資産形成とは笑わせる。賃貸は確かに他人のための資産形成だ。
でも資産形成を目的として家買うために借金するなら、賃貸に住みながら貯金した方がよっぽどいい。

2:持ち家は税制優遇がある、賃貸は優遇が一切無い。
新婚補助ってのが大阪市はあるのだけど、まぁたしかに賃貸は税制優遇がない。 これはいわば固定資産をリース物件にしているようなものじゃないかと思う。減価償却しなくていい。
また、税制優遇は僕から見れば、評価額の下落をごまかすための施策にすぎないと思っている。今は金利や評価額が上向いているから、 税制優遇がおいしいのかな。
ただ、優遇を受けることを前提としてローンを組むのは超危険。長期ローンはいかに安全マージンを持つかがポイントとなっていて、 いきなり全力で組んでしまうと、後々問題が起きたときに支払額をコントロールできない。
優遇税制を念頭に入れたローンプランを提示してる住宅販売会社は逝ってよしです。

3:持ち家はリフォームなど自由。賃貸はできない。
まぁそうよね。何をするにしても管理者に許可をもらったりしないといけない。 でもそれは他人の資産を借りているんだから当たり前といえば当たり前。
友達から借りたノートに勝手にマーカーで線を引いてはいけないのと同じ。引きたいなら自分でキチンとノートをとればいい。
太陽光発電とかガス発電とか、持ち家でなければできないものもたくさんあるし興味もある。なんて言っても猫が飼えるし亀だって飼える。 カメ飼いまくり。ベランダがカメ園。エブリデイチンゲンサイ。
何でもできるということは、裏返せばいろいろしなきゃいけないと言うこと。当たり前だけど、建物の維持管理は自分たちでしなければならない。
賃貸の場合は通常使用における備品の故障などは管理者が補償することになってる。

後はフレキシビリティ。家を持ってしまうとその地にずっととどまらなければならない。
え?売ればいいじゃんって?取引額の1割とかを不動産屋に持って行かれるのに?

ということで個人的な観点では、資産価値を主眼として家を持つために借金をすることはナンセンス。
という結論に落ち着いている。
では、なぜ家を持ちたがるのか。それはひとえに、快適な住環境が手に入るという事に他ならない。
どう考えたって快適だもん。
多額の負債を抱える苦しさを、その快適な住環境ってので相殺するんだ。
だから、こういう快適さを提供できない住宅は淘汰されていくんだ。
もちろん、需要は時間と共に変化していく。売れない物件は放っておけばだんだん価値が無くなっていき、しまいには誰も見向きもしなくなる。
そうなる前に業者はさっさと売ってしまわなくてはならない。または、需要にマッチしたものに作り替えなければならない。

将来、不動産の価値は二極化すると言われている。極端に高くなるのと、極端に安くなるの。
売りたいがために快適さを重視しまくれば、人気も集まるだろうし価格も高くなる。逆にそういう物件が増えれば、 性能の劣る物件は値下げが加速する。
業者も当然その流れは察知しているわけだから、いろいろ言葉巧みにメリットを強調している広告を見るたびに「あぁ、早く売り逃げたいんだな」 って思ってしまう。

別に借金して不動産を持つこと自体には反対はないの。よく勘違いされる。買えないからねたんでるんだとか。
僕だって家を持ちたいという願望はあるし、いろんな銀行のローンを比較したりしてる。いわゆる購入予備軍である。
不動産屋も金融機関も、不動産を取得しようとする個人を食い物にしてる。お金がないのに家を持つんだから、 どうしても金融機関の世話にならざるを得ないのだけど、お金がないからこそ自分たちでできることはやっておくべきだろうし、 お金がないからこそ一時的な感情に流されずしっかり検討するべきだと思う。
買った瞬間に数百万さっ引かれるんだから、あがくなら買うまでなんだ。

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このページは、はげが2005年5月16日 14:36に書いたブログ記事です。

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