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2005年12月 2日

IDEで人生が変わる

IDEってのは統合開発環境の略。HDDインターフェースの Integrated Device Electronics ではなく、Integrated Development Environment の略。

たとえばさ、プログラム書くのなら適当なメモ帳にゴリゴリコードを書いていって、コンパイルすればいいだけだけど、 デバッグとかそういう複雑な作業が絡んでくると、だんだんつらくなってくる。
少なくとも、僕はつらい。

だから、今までプログラムを書くっていっても、その場で簡単に結果が確認できるものばかり手をつけてた。 デバッガがないのは本当につらい。僕みたいに失敗と忘却が信条の人にこそ、ナイスでライトでグッドなデバッガが必要なんだと思うよ。

アシNがRubyをやり始めて、彼女の持っている天性のようなもので(周りの人間のヘルプもあろうが)、なんとまぁ、 そこそこ腕を上げ始めている。
僕はDirectorのLingoとかFlashのActionScriptでご飯を食べてきている人なので「Ruby?はぁ? そんなもんやっても金にならねーよ。アホか」と意に介さず、いわゆる食べず嫌いをしていたわけだ。
実際、WEBアプリケーションを組むんだったらPerlだのPHPだのが主流な訳で、 RubyでWEBアプリなんて少なくとも僕の周りでそういう案件は転がっていない。
実務と言うよりは趣味に近い、そんな言語に無駄な時間とリソースを費やすなら、今の自分のスキルを磨いた方が絶対にいいね!って思ってた。 Rubyコミュニティの人には悪いが。RubyやるならJavaやるわ。うん。そんな感じ。

ただ、僕はこういった「まとも」なプログラムを組むことをやってきていないので (ActionScriptはまともな部類にはいるのだけど、タイムラインという裏技が使える点ではやっぱりまともじゃないかなと)、 PerlあるいはJavaなど、1つはまともに使えるようにはなりたかった。
一緒に仕事してきている東京の超絶数理系ActionScript職人のIさんはPerlとFlashでどえらいムービーを作っていらっしゃる。
僕はIさんのすすめでPerlをかじり始めていたところだったんだ。なんだかんだいって一番普及してる言語だと思うわ。

そこにきてアシNがRubyを始めた。
僕からすれば、女を寝取られたような気分でますますRubyが嫌いになった。

ところが、一部ではRubyがものすごい流行の兆しを見せ始めているという。いや、すでにはやっている。
Rubyは日本製の言語なんだけど、そのせいもあってか、日本国内でしか盛り上がってなかった。ところが最近、アメリカで火がついた。

で、登場したのが、Ruby on Railsだ。

「ものすごい勢いでアプリを組んでいくんだぜ!」とmixiで話題になり、僕はそのサンプルムービーを見てみた。
外人がぺらぺらしゃべりながら、なんとRailsのインストールから動画でBlogの開発を解説してるんだけど、 インストールからものの10分足らずで、Blogができあがってしまった。

画面を見ながら「こいつはすげぇ」と思わず口にしてしまったほど、それは衝撃的だったよ。

Rubyがすごいんじゃなく、Railsがすごいわけだけど。←まだ認めようとしない

僕は先進的かつかっこいいものが好きだ。だからRuby on Railsが僕の琴線に触れないはずはない。仮にそれが、 大嫌いなRubyであれ、かまわんのだ。

そこで僕はいま、ポチポチとRubyの勉強をPerlと並行して進めている。それを見てアシNはほくそ笑んでいる。

前述したとおり、僕はデバッガがほしいほしいと思っていた。
統合開発環境を用いてRubyの開発ができればいいなって思っていたので、Eclipseだのを試してみたけど、 イマイチしっくりこなかった。
だから、Rubyの勉強もあまり楽しいものではなかったよ。始めてから1日でやる気がなくなったもん。

プログラムの基礎はLingoやActionScriptでなんとかなっているにせよ、各言語の仕様の違いはあるし、 いちいちコマンドプロンプトでつまらない白と黒の画面を見ながら、シンタックスエラーだのを見ながら、進めていくのが嫌で仕方がない。
やりたいことはわかっているので、あーしてこーしてと脳内では構造を把握できているのだけど、 そこへのアプローチが僕のRubyスキルではできないわけだ。

つまりはこういう事だ。
「大阪から東京へ。今日中に行きなさい。」
という目的を達成するには、飛行機か新幹線かに乗っていけばいいってことだよな。ここまではわかっているんだ。
ところが、僕の貧相な脳みそは「新幹線の駅がどこにあるのかわからない。駅についても切符の買い方がわからない。 そもそも券売機がどれかわからない。」である。わかる?この歯がゆさ。

目隠しされた上に知らない土地で、思い通りに歩き回れるわけがない。

そんな僕に手をさしのべてくれたIDE(統合開発環境)が、komodoだった。つい先日、Rubyの開発をサポートして、 しかもRailsにも対応したんだとか。
早速インストールして試してみた。
僕の理想とする開発環境がそこにはあった。いや、単にほかを知らないだけかもしれない(Eclipseですらまともにさわってないし)。
「えーとこれはこれでよかったかな」
「これはどんな値を返すんだったかな」
そういうのをその場で確認したりしながら開発を進めていける、なんともDirectorチックな開発環境で、はじめはとまどったものの、 わずか数分で慣れてしまった。

そして、あれだけ嫌いだったRubyが少し好きになった。悔しいが、アシNに「これはどう書けばいいんだろう」 といった質問もできるようになった。

IDE一つで言語に対する姿勢が変わる。
ということは、人生が変わると言っても過言ではないだろ。

初心者にこそ、IDEは必要なんじゃないのかと僕は思うよ。ホントに。

ちなみに、僕がRubyをやり始めて飽きるまでに20時間ぐらい。 再び始めようとしてkomodoに出会ったのがそれから6時間ぐらい。変化の激しい男ですな。

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このページは、はげが2005年12月 2日 09:59に書いたブログ記事です。

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