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2006年2月 5日

眼鏡を買い増しする

買ってから嫁さんにこういわれた
「同じ目的の眼鏡を複数持つことはないんだけどね。」

僕はある特定の素材や処理や工程というものにもの凄く弱い。
たとえば愛車のGSX-R1000は当時は初めてフロントフォークのインナーにチタンコーティングが施され、 エキゾーストパイプにはチタンが用いられていた。
HAYABUSAを買おうと思っていた僕は、そのコンパクトさとふんだんに使われたチタンに目がくらんで、 速攻でGSX-R1000を買いに行った。
それ以後、チタンエキパイやチタンコーティングが当たり前になった。
常識を覆したスズキの功績は僕の中では今でも伝説級である。

東京に向かう飛行機の中。
ふと目を通した翼の王国。そこにはiPodの裏面が日本で磨かれているという記事が載っていた。ひとつひとつ。 金属磨きの匠が光沢を出していく。
ひとつひとつ。手で磨いてるんだぞ。
いてもたってもいられなくなった僕はそのまま銀座のアップルストアでiPodを買った。

こんな感じだ。決して金持ちではないので、その後届く請求書に愕然とするわけだが。

うちには毎月ナショナルジオグラフィックという本が届く。
探検家+カメラマンという常人離れした体力とセンスを持ち合わせた人が世界中で撮った写真を毎月紹介していくような雑誌。
読者層はおっちゃんおばちゃん(特に登山好きな人が多そうだ)なのだけど、 僕はその美麗な写真を毎月見て刺激を受けようというつもりで購読しているわけだ。
そこに、毎月連載広告として999.9(フォーナインズ)の広告が載っている。 ここ数ヶ月は困ったことにチタンについて延々語っている。999.9はチタンを使った眼鏡フレームをたくさんリリースしている。
鍛え抜かれたデザイン、金属が持つ見事な曲面。チタン独特の色合い。
999.9の特徴というか、僕はそこしか見てないぐらいに気に入っている点が、アールヒンジと呼ばれるヒンジ部分である。 チタンが持っている弾性を利用したスプリング機構なのだけど、このデザインが最高にイカしている。イカ。

毎月毎月999.9のサブリミナルに曝されていた僕はいよいよ999.9のサイトをチェックしてしまう。
こうなればもう999.9の思うつぼである。
しかし、これといって欲しいモデルが見つからない。そんな感じで数ヶ月。

先日僕は美容院で見た「LEON」で999.9と思いがけず出会う。ブロウラインフレームとかいう形の310Tシリーズというヤツだ。
LEONといえば「チョイ悪オヤジ」系雑誌なのだけど、そこでは艶夜(アデーヤ)にBARに現れた艶男(アデオス)に艶女(アデージョ)が 「デキそうな男」と振り返っている写真が載ってた。
(用法が間違っているかもしれない。艶男が演出するのが艶夜なのだろう)

や、僕がデキそうな男になるかどうかは別としてだ。
このフレームにはぐっと来た。

しかし眼鏡屋に眼鏡を買いに行くだけに寄るのはなんだかもったいない。
そういえば前買ったOAKLEYの眼鏡が調子悪かったのだ。これを見てもらおう。
お世話になっている眼鏡のタナカ心斎橋店は999.9も取り扱っているとのことで、 OAKLEY調整ついでに999.9を試着してみようと目論んで、早速心斎橋へ車を走らせた。
単一の用事で外に出るのが嫌なので、眼鏡店と箕面のカルフールにも行くことにしておいた。

眼鏡店に着いて早速310Tを試着。主目的は調整だったはずだがまあいい。
きつすぎず、それでいてずれないしっかりしたかけ心地。眼鏡自体はたいして軽くはない(OAKLEYの方が断然軽い)のだけど、 うまく重量を分散してある。スペック上の重さでなく、書けた上での重心が計算され尽くされてある。
キリリとインテリチックに見えるフレームを選び、ここにきてやっと調整の話をする。

保証期間が過ぎているので、調整は実費になるわけだが、僕が新しいフレームを買ったのもあっていろいろ便宜を図ってくれた。 ありがとう。

会計は口に出せるような金額ではなかった。ちょっとびっくらこいた。いいレンズは高いんだな。

加工待ちの間、僕はカルフールで買い出しを済ませたり、車をちょっと洗ったりしてみた。

仕上がった眼鏡を受け取る。
OAKLEYのと度数は同じなのだけど、レンズの設計がちょっと違う。ぱっと見は違いがわからないのだけど、かけてかえることにして、 車を運転しながらいろいろ試してみようと思った。

僕はレンズの端っこを使うような見方をしたときの遠近感の違和感を訴えていたのだけど、 球面と非球面でそこまで差はあるのかと言えば実はあんまりなさそうである。
普通の人が見ればどっちも一緒なのだろう。
ただ、非球面レンズを装着して長時間運転したりしても、どうも疲れを感じないのだ。
OAKLEYのときはすぐに疲れてしまって、かけるのをやめていたりした。

球面非球面の差異というよりは、レンズの製品が持っている小さな差が、僕の目の理想にちょっと近づいたような形なのかもしれない。

ということで、我が家に999.9がやってきた。

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このページは、はげが2006年2月 5日 19:15に書いたブログ記事です。

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