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2007年5月11日
LightRoom で森山大道にもっと近づく
前回の「LightRoom で森山大道に近づく」をブックマークしていただいたりしたみたいで、早速周辺減光をプラスした作品をアップロードされている方もいるようで、Ricohデジカメ&LightRoom強化キャンペーン中の僕としてはうれしい限りですはい。
今回の記事は元々は「LightRoom で本格的黒白写真」って題だったのだけど、やっぱり森山大道かなって思って、「もっと近づく」にしてみた。
と言うことで、今回もまた黒白写真。アプローチは前回とは打って変わって、カラー写真から入る。
ばりばりノイジーなカラー写真から、超かっこええ黒白写真を生み出す方法を、紹介したいと思う。
今回のサンプル写真はGR-Digitalで撮影。カラーモードでWBオート、ISO1600、F9で1/2000。
ちょうど14時ぐらいの一番町の交差点を撮影。
いやぁ、縮小してもノイズがわかってしまう。さすがはISO1600。
実はノイズって言うのは非常に重要な要素で、これがないとのっぺりした写真になってしまう。色の階調感はそこに存在しているノイズが大きな役目を果たしていると言っても過言ではない。
デジタル写真は粒子が存在しないので、フィルムで撮った写真と比べたとき「何かが足りない気がする」と思ったことがある人がいるかもしれない。
僕もその一人で、それは粒子の持つ粒状感で、それを解決する糸口は、ノイズにあるんじゃないかなって思っていたりする。
カラー写真を黒白に変換するのは、HSL/カラー/グレースケールパネルの「グレースケール」をクリックする。
写真はLightRoomの自動補正が加えられた形で黒白写真化される。
グレースケールなのに8色分のスライダーがある。これはまさに黒白フィルムで撮影するときに使うカラーフィルターの役割を果たしている。
赤フィルターを使った効果をシミュレートしたい場合は、レッドのスライダーを左へ動かす。同様にオレンジや黄色でもそう。
スライダーを動かすことで、該当する色合いの部分の濃さが変化する。
各スライダーを動かしてみて、どういった効果があるかを確認しつつ、自分の好きなイメージをつくっていけばいい。
たとえば「たばこの看板はもっと濃い方がいい」「マンションの外壁はやや薄めがいい」などといった感じで、お気に入りなところまで持っていく。
僕はとりあえず、こんな感じにした。

さて、ここからが本領。
前回僕は「露出の調整は頭がよすぎるからいじらない」って言ってしまったけど、今回は露出の補正を使う。
ただし、マイナス側に。
露出を-2ほどにする。アンダーな写真が生成されると思う。これを、適正露出になるように「補助光効果」を用いて調整する。80以上上げないとつらいと思う。
こうすることでHDRをかけたかのような、ダイナミックレンジの高い画像を得ることができる。
まさにフィルムの持つラチチュードを手に入れたわけだ。
もちろん、これは明るさの加算処理であるため、ノイズはさらに激しくなるが、これでコントラストを上げても、中間のトーンは生きたままで、不自然にならない。
こんな感じに設定してみた。

そしていつもの収差補正で周辺減光を適宜加える。
後半で基本補正に戻って大幅な加工を加えているので、最初にやったグレースケールの調整はあまり意味がないかもしれない。
ここへ来てもう一度調整する必要が出てくるかもしれないので、グレースケールの調整は後に回してもいいと思う。
余談だが、完成した黒白写真に対して明暗別色補正をかけることで、セピアトーンなどの写真をつくることができる。

ハイライトとシャドウで別の色を指定して、それらをmixしてセピアをつくる。
当然ながら寒色系の色に持って行くこともできれば、なぞめいた色かぶりを出すこともできる。
どうだろうか、前回よりさらに森山大道に近づけたのではないだろうか。
参考までに、明暗別色補正以外の処理をプリセットして、ダウンロードできるようにしておいた。使ってみてほしい。
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はじめまして。
ただ撮影したままじゃなく、こうやって画像を作っていく楽しみもあるのかと思いました。ここでもらえるDAIDOfor Color.lrtemplateって
Lightroom無償体験版をダウンロードしてくれば使えるものなのでしょうか??