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2007年12月24日
東京駅ナカ“GranSta”にいってきた
また風邪引いた。なんか社内で何種類かの風邪をうつしあっている感じ。
昨日の硬い文章から一転、今日は昨日ちょっと立ち寄った東京駅ナカのGranStaを紹介したい。
駅ナカといえば東京では品川が有名。JR東日本では駅複合施設としてatre(アトレ)を展開しているけど、これは駅を利用する人や周辺に住んだり勤務する人向けで改札の外側あるのに対して、駅ナカ施設は駅を利用する人に限定して改札の中にある点が新しい。
もちろん、入場券を購入すれば、電車に乗る目的なくても駅ナカ施設を利用することができる。
僕が思うに駅ナカが成立するには、
- 複数線が乗り入れていること
- 待ち合わせなどが行われる場所があること
- 割と大きなスペースがあること
の3点が揃っていなければならない。東京駅はもちろん品川駅もそうだし、表参道(エチカという駅ナカがある)は何でだろうと思ったら半蔵門線、銀座線、千代田線が乗り入れている人が集まる駅であった。
駅ナカという考え方は2000年に入ってから広まりはじめたと言うが、ここ最近になって規模は大きく、より計画的になってきた。
そこへきて最大級の駅ナカの登場である。正直、京葉線住民にとっては東京駅は乗り換えに不便な駅としての認識しかないので、あまり立ち寄る機会はないのだけど、GranStaはJR東日本が本気で東京駅をメジャーにしていこうという考えが見え隠れするところだと思えた。
東京駅は今年になって大きな変革の時期を迎えている。その一つは丸の内側の再開発と対する八重洲側の再開発だ。
丸の内側は三菱地所が中心となって進めているのもあるせいか、JRとの絡みはあまりない。JRが丸の内側を再開発しようとすると、保存してきた旧東京駅舎を取り壊すことになってしまうため、大きく出られないという事情もあるのだろう。事実、東京駅舎はそのまま残しつつ、内部をリニューアルするということで、駅舎内のホテルは営業を一時中止している。
そして八重洲側。洗練されて統一感のある丸の内側と違って庶民的な雰囲気が漂っている感じがするのは今も昔も変わらない(八重洲側には料理がおいしいお店が多い)。余談だが、東京駅の八重洲側口の所在地は丸の内1丁目で、内堀通りを渡ってはじめて「八重洲」になると、某丸の内1丁目にある証券会社の社長のメルマガで読んだことがある。
このため、これから書く話は丸の内の再開発の一環ととらえることも可能ではあるが、八重洲の再開発ととらえていただけると幸いだ。
JRが進めている八重洲側の再開発の目玉はTOKYO STATION CITYである。
南北に大きなビルを建てて(まるで丸ビルと新丸ビルのようなコンビネーション)、これらをデッキでつないで…と壮大な計画がされているが、とりあえず双方のビルが先駆けてオープンした。
さらにここでの目玉はリニューアルオープンした大丸にある。
デパート産業はこれから目が離せない時代になる。東京から500km離れた大阪の中心地、梅田のデパート街がこれから大変革の時期を迎える。
地元の人なら知っているかもしれないが、阪急と阪神の提携と阪急百貨店の建て替え、難波を本拠にしている高島屋は南側にある難波パークスに接続して増床するという計画が進められている。
なぜこんな大変革が起きているかというと、最近まで少し離れた大阪の経済の中心地、北浜で営業していた三越が、大阪駅北側のJR車庫の跡地を買い取って大規模な百貨店を建設するからである。
三越が完成すると梅田界隈のデパート床面積の合計では、東京の銀座や日本橋を抜き去って、日本一になるといわれている。
そんな三越は伊勢丹と合併するというニュースが先日の日経一面を飾っていたが、それに先だって大丸が松坂屋と提携するニュースも出ていた。
合併ニュースなどはネガティブに見れば「衰退」や「淘汰」を意味する単語だが、業界全体を見る限りはこれから起こりうる大戦争に向けて、体力をつけている感じにも見て取れる。
そしてここへ来てTOKYO STATION CITYで大丸がリニューアルである。何もしなくても注目を浴びる。大丸も本気でかかってくる。そして、この結果がそのままJRの八重洲側再開発の成功の鍵を握っていると考えられないだろうか。
魅力的なブランドを取りそろえた百貨店を擁して、人の流れを八重洲側に呼び込む。丸の内がかつて休日はゴーストタウンだったのに、今は夕食をとるにも予約しなきゃならないぐらいにぎわっている。この集客をうまく利用できなければならない。
そこでその間にある駅の施設も充実させるべく、GranStaを作った。
いわずもがな、GranStaはTOKYO STATION CITYのなかの一つである。
お店は弁当や総菜、スイーツ関係からフラワーまで、考え得るすべての可能性に対応できるような感じがする。
47ブランドのうち30は「駅ナカ初出店」という非常に微妙な言い回しも気になるが、とりあえず行ってみた。
僕は京葉線を使っているので、いつもは素通りしてしまうエリアにそれはあった。総武線や中央線や東海道線や山手線な人なら、それとなく寄れると思う。
中にはうまそうな駅弁を売るお店がたくさん。時間が閉店間際だったので投げ売り状態になっていた。閉店間際でもそこそこの在庫を持つように調整しているせいだと思う。しかしまぁ、売れ残りであるとはいえ、この時間帯に帰宅を急ぐ人が夕食を買うというシチュエーションにおいて、選択の余地が残されているのは嬉しいことだと思う。
スイーツ関係ではピエールマルコリーニが駅ナカ初出店である。ここ以外には羽田空港第二ビルと銀座、あと名古屋にもある。どちらかというとお土産といった側面が強いのだろう。
しかし僕の本当の目的は弁当でもピエールでもなく「フォルマ」であった。
大阪市阿倍野区帝塚山。チーズケーキを専門にしているお店が東京初出店である。
関西ブランドは東京でも人気が高い。アンテノール、モロゾフ、アンリシャルパンティエ…しかしこれらは関西でもそれなりのチェーン展開をしているが、フォルマはそこまで派手な展開をしていない。故に、関西に帰らなきゃ手に入らないものであった。
早速お店に行ってみたら、僕以外の客は居ず。やはり知名度がないのか。
ただ、僕が買っている間にちらほらとお客さんが来て、いろいろ買って行かれた。東京のど真ん中の駅の中に「TEZUKAYAMA」の字が躍るのを見るのは、関西育ちの僕としてはとても嬉しいことだ。
すぐ近くのTOKIAではインデアンカレー、きじ、つるとんたんといった関西系のお店が連日大繁盛している。
東京の中心で関西文化が受け入れられるというのもまた、関西人としてとても喜ばしい。
東京でのFORMAの歴史は始まったばかりである。そして、JRの八重洲側の再開発も、デパート戦争もこれからは目が離せなくなる。
チーズケーキを買いに行っただけなのに、気がつくと何ともマクロな視点に飛躍してしまったので、せっかくだから文章にしておく。
メリークリスマス。
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