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2010年2月26日
香水臭い人とイヤホンの音漏れの共通点
お昼休みにのんびりとうどんを食べていると、なんかすごい香水のにおいが漂ってきた。香水自体は嫌いじゃないし、いい香りをさせている方々を見るとピンヒールでグリグリやられても「なるほどですねー!」と受け入れてしまいたくなるぐらいになることもしばしばある。と、思う。
しかし、香水臭いのはどうも受け入れられない。Googleとかで検索してみても、職場や公共の場所での香水臭い人というのは、悩みの種であるようだ。
「その香水臭いです」って注意すればいいだけの話なのだけど、これがまた難しい。だって、本人は香水臭いと思っていないんだから。
ジャイアンが音痴だと誰も指摘できないのと一緒で、香水臭い人は自分が香水臭いと知らないばかりか「トップノートが○○で特にラストノートが云々」思っている可能性だって十分ある。
どうしてそこまで臭いの塊になってしまうのだろう。
昔、女医レイカというコミックで、香水臭い人を扱った回があった。その人は普段から香水をふりかけまくりの人だったのだけど、レイカはそれを「自分の体臭を気にするあまりの行動」だと診断してた。
何かのキッカケで自分の体臭を気にし始めた人は、それを抑えようと別の臭いで対抗する。一時的に何とかなったように感じるものの、一度気にし出すとセンシティブになっていってしまい、実はそれほど大した体臭でなかったにしても、どんどん香水まみれになっていってしまう。
そしていつしか臭いの塊になってしまうと言う図式だ。
僕は以前、京葉線の車内でボーカルの声がしっかり聞こえてしまうレベルで音漏れしている人に遭遇したことがある。車内の誰もが顔をしかめるぐらいひどい音漏れの原因になっている本人は、まるで気がつくそぶりもなく、また音が大きいといった感じすらも受けない。
音漏れに関しては、ヘッドホンの工夫である程度防ぐことができるのだが、さて、この人はなぜそこまで大音量で音楽を聴くハメになったのだろうか。僕はしばらく考えてみた。
電車というのは、走っている間は結構うるさいものだ。風を切る音、レールの継ぎ目の音、様々な音がノイズとなって車内を駆け巡っている。
あなたはここで音楽を聴こうとしたとしよう。イヤホンを耳に入れ、再生ボタンを押す。すると聞こえてくるのは、お気に入りの音楽だけではない。イヤホンを通じて入ってくるのは電車の走行ノイズだ。
鉄橋を渡っている間はゴウゴウと重低音が響いてくるし、トンネルに入ってしまえばもう手のつけようがないノイズにまみれてしまう。聴きたい音楽の何割かがそのノイズに乗っ取られている。そこで取る対抗策は、ボリュームを上げることだ。
ここでポイントとなるのは、そのイヤホンは「外の音が通り抜けてしまう」と言うことだ。逆に言えば、中の音も外に漏れ出てしまう。
ノイズに対抗してどんどんボリュームを上げれば上げるほど、音漏れもどんどんひどくなるのだ。そしてやっと満足できるレベルまで外の音を消し去れたとき、外側へは想像もできないレベルで音漏れが起きてしまっているのだ。
この問題は、密閉型のヘッドホンにしたり、ノイズキャンセリングタイプを選んだりすることで、ある程度防ぐことができる。
以上のように、香水臭いのと音漏れは、それぞれ全く同じカテゴリの悪要因と戦った結果なのだと考えられる。
当人はストレスから解放されてホッとしているのである。気になる体臭やノイズから解放されて、やっとフリーになれたところなのである。
そんな状態にある人を捕まえて「香水臭いから」とか「音漏れひどいです」とか言おうものなら、またその人たちはストレスの最中へたたき落とされてしまう。
やっぱりそう考えると注意しづらいなぁ。いや、注意すべきなんだけど、反撃が怖いよ。
まさに、今、隣の社員がシャカシャカ言ってる。
昔、彼には物を食べる音がクチャクチャうるさいと注意したことがあるけど、注意したこちらも気分悪かったので、もう言いたくない。
こんな周りに気を配れない人間なんか、いなくなればいいのに。
本当に腹立つ。
30代のオッサンなんだから、少しは周りを考えろボケ。