2010年7月アーカイブ
2010年7月 6日
JRは途中下車した方が安くなる
仕事の関係で恵比寿に頻繁に通うことになりそうで、それだったら定期を買った方がいいよなといろいろ調べていたところ、最寄りの舞浜から恵比寿だったら、途中下車した方が運賃が安くなることに気がついた。
これは電車好きな人や、交通費を削減したい人にとっては常識らしい。
交通費って会社の経費の中でも突出してでかい存在で、バカ高い機材やソフトウェアたちに匹敵する存在感で帳簿の中を駆け巡っている。
さて、では早速舞浜から恵比寿までの交通費を計算してみようと思う。ルートはたくさんある。
1:ゆったりリッチマンなりんかい線ルート
舞浜ー(JR京葉線)ー新木場ー(りんかい線)ー大崎ー(埼京線直通)ー恵比寿
驚異的な土木パワーで東京湾をぶち抜く最短ルート。しかも大崎から恵比寿は埼京線を使うので、五反田目黒をスルーできる快速っぷりも楽しい。
ただし、りんかい線はJRっぽい感じがするのに全く違う私鉄なため、料金が相当高いのがネックだ。
2:標準的なJRメトロ併用ルート
舞浜ー(JR京葉線)ー八丁堀ー(東京メトロ日比谷線)ー恵比寿
これ以上ない優等生なルート。築地銀座六本木での途中下車メリットも高く、無限に食べたり飲んだり買い物したい人にお勧めしたい。時間的にも場合によってはりんかい線ルートよりも速かったりすることがある。コスト的にも普通。
3:硬派。JRルート
舞浜ー(JR京葉線)ー東京ー(JR山手線)恵比寿
何が何でも地下に潜りたくない人向け。といっても京葉線は地下に潜ってしまうけど。東京駅の乗り換えが面倒な上に、山手線は恵比寿までぐるーっと遠回りしているため、他のルートより15分程度時間がかかるのもネック。通常なら考えなくてもいいレベルだ。
ちなみに、東京駅の国際フォーラムに近い改札で「有楽町に乗り換えたい」と申告することで、改札外に出られるという裏技もあるらしい。
ではこれのそれぞれについて、通常運賃を調べてみるとしよう。
1:りんかい線ルート
| 舞浜ー新木場 | 190円 |
|---|---|
| 新木場ー大崎 | 380円 |
| 大崎ー恵比寿 | 150円 |
| 合計 | 680円 |
2:メトロ併用ルート
| 舞浜ー八丁堀 | 210円 |
|---|---|
| 八丁堀ー恵比寿 | 190円 |
| 合計 | 400円 |
3:JRルート
| 舞浜ー恵比寿 | 450円 |
|---|
こうやってみると、 メトロ併用ルートが一番安い。しかも時間的にも効率がいい場合があるので、通常の通勤ルートだとメトロ併用ルートが採用されるのもわかるとおもう。
さて、ここへ来てJRルートにちょっとした技があることを紹介したい。JRルートで東京駅から有楽町駅へ乗り換える裏技があると紹介しているが、ここであえて途中下車して恵比寿へ向かうとどうなるのだろうか。
4:JR途中下車ルート
| 舞浜ー東京 | 210円 |
|---|---|
| 有楽町ー恵比寿 | 190円 |
| 合計 | 400円 |
なんと、普通にまっすぐ行くより安くなってしまった。そしてコスト感としてはメトロ併用ルートと並んでしまった。JR侮れない。
日常、ある程度の距離をJRだけで行くなら、途中下車した方が合計が安くなることは結構あるらしく、以前も新宿から舞浜へ向かうときに、あえて秋葉原などで途中下車した方が安くなることには気がついていた。
これにはJRの運賃計算の方法にポイントがあるらしいが、ここでは割愛する。
コストも時間もかかるJRルートが一気に魅力的になってきたところで、各ルートの定期の価格を調べてみよう。価格は左から順に1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月である。
1:りんかい線ルート
| 舞浜ー新木場 | 4,730円 | 13,470円 | 22,680円 |
|---|---|---|---|
| 新木場ー大崎 | 14,820円 | 42,240円 | 80,030円 |
| 大崎ー恵比寿 | 4,730円 | 13,470円 | 22,680円 |
| 合計 | 24,280円 | 69,180円 | 125,390円 |
2:メトロ併用ルート
| 舞浜ー八丁堀 | 6,300円 | 17,950円 | 30,240円 |
|---|---|---|---|
| 八丁堀ー恵比寿 | 7,480円 | 21,320円 | 40,400円 |
| 合計 | 13,780円 | 39,270円 | 70,640円 |
3:JRルート
| 舞浜ー恵比寿 | 13,300円 | 37,910円 | 65,020円 |
|---|
4:JR途中下車ルート
| 舞浜ー東京 | 6,300円 | 17,950円 | 30,240円 |
|---|---|---|---|
| 有楽町ー恵比寿 | 5,670円 | 16,160円 | 27,220円 |
| 合計 | 11,970円 | 34,110円 | 57,460円 |
ここで注目したいのは、通常運賃でもっとも低コストだったメトロ併用ルートが、JRルートの途中下車ナシよりも高くなってしまっているところだ。そう、定期にした際のコストメリットは、JRは恐ろしく高い。逆にメトロやりんかい線は、定期にするコストメリットはあまりなく、途中下車ができるぐらいなのだ。りんかい線に至っては、連休などで利用する日が少ないと、回数券を買った方が安くなることがあるらしい。
6ヶ月定期を例にした場合、途中下車ルートとメトロ併用ルートでは13,180円もの価格差がついている。これに加え、JR定期は数駅先まで買っても金額が変わらない事がザラにある。そこで、JR途中下車ルートでどこまでの定期を買えるのか、試してみたところ
5:JR途中下車ルート最大限
| 舞浜ー秋葉原 | 6,300円 | 17,950円 | 30,240円 |
|---|---|---|---|
| 東京ー渋谷 | 5,670円 | 16,160円 | 27,220円 |
| 合計 | 11,970円 | 34,110円 | 57,460円 |
すばらしい。以前丸の内や大手町に通っていたときは秋葉原までの定期を使っていたのだけど、恵比寿方面でも渋谷まで足を伸ばせるとは非常にありがたい。
京葉線の東京駅は有楽町駅まで歩いた方が近いので、定期を2枚持てばいいだけの話になるのだが、たとえば別のルートなどで改札を出ない乗り換えをした方がいい場合(この場合がほとんどだろう)、途中下車をしなくてもいい「二区間定期」と呼ばれる物がJR東で買えるらしい。分割定期もこのたぐいの物だ。
メトロ併用ルートで定期を持ってもいいのだが、地上での移動がメインになることによるメリットも考えて、今回はJR途中下車ルートを最大限に拡張して、二区間定期を持とうという結論になった。
ぐぐってみると、3分割したりしている強者も存在するようだ。この場合は磁気カードになってしまうのでつらい。
こぼれ話になるのだが、この定期区間を最大限にしようと調べて買いに行ったところ、何故か合計が13,850円になってしまって困ってしまった。結局行く必要がある範囲だったので購入したのだけど、よくよく見てみると、僕が買った区間は舞浜ー秋葉原+東京ー原宿だった。このばあい、最短料金になるのは中央線を経由した場合のみ。山手線経由で購入すると、せっかくの分割メリットが生かせなくなってしまう結果になる。
計算する際は経由地がどうなっているかをちゃんと確認するようにしたい。僕も次からは渋谷までの定期にすると思う…